「ごじゃ」の一分 竹中武最後の任侠ヤクザ
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2017年4月 |
ISBNコード |
978-4-06-220607-5
(4-06-220607-2) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 337P 20cm |
商品内容
要旨 |
竹中武の生涯を振り返った時、山口組の正史に、その名が銘記されるかどうかは定かでない。歴史には残らず、記憶に残るヤクザ―それが武の宿命だったとも言える。初公開となる「肉声ビデオ」と関係者の最新証言で綴る本格評伝。 |
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目次 |
「男で死にたい」 |
おすすめコメント
「兄貴が殺られたから言うとんの違う。山口四代目が殺られとるんじゃ。よう親の敵も討てんのやったら、ヤクザやめとけ、ボケーッ!」 山口組最高幹部だった竹中武は、兄・竹中正久(山口組四代目組長)が殺された「山一抗争」の政治決着を嫌って山口組を離脱。山口組を誰より愛しながらも敵に回し、孤立無援で闘い、そしてついに敗れなかった。長いものに巻かれず、堅気を泣かさず、金儲けが下手だった武は、「こんな生き方しかでけへんのや」と時代遅れの頑固さを自嘲し、ヤクザ仲間にさえ疎まれることを承知で「筋(すじ)」にこだわり続けた。本書は「最後の任侠ヤクザ」とも言われる竹中武の生涯を、初公開となる本人の肉声ビデオと最新証言でたどった本格評伝である。「山一抗争」「宅見暗殺」「五代目交代劇」「中野会問題」「二代目竹中組」などの隠された真相にも迫る。