• 本

沖縄のこしたい店忘れられない味 文化を伝え、地元で愛され続ける

出版社名 誠文堂新光社
出版年月 2017年5月
ISBNコード 978-4-416-51726-0
4-416-51726-2
税込価格 1,760円
頁数・縦 173P 21cm

商品内容

要旨

それぞれの料理や飲み物で、風情と味ともに「ナンバー1」の店を厳選。他にかけがえのない「オンリー1」の店ばかり。「沖縄通史」を巻末に加えた。

目次

そばではない「そば」―きしもと食堂
胃袋は「二十四時間営業」―三笠
先入観を打ち破る「命の薬」―イラブー料理カナ
記憶を呼び起こす匂い―仲地山羊料理店
五感を刺激するライブ感―道頓堀
聖地巡礼―照ちゃんてんぷら
餅と共に過ごす一年―やまや
「島言葉」と首里の味―富久屋
琉球のおもてなし料理―美栄
絶対に変えてはならない―新垣カミ菓子店
お菓子の国の「為朝」―歩
民謡と泡盛で夜は更ける―花ぬ島/アガパンサス
「ぜんざい」は、青春の思い出―千日
とどまることを知らない「豚愛」―おでん東大
働く牛、食べられる牛、闘う牛―まんぷく食堂
完璧な「古き良きアメリカ」―シーサイドドライブイン
シークワーサーの出世物語―コーヒースタンド小嶺
クリスマスに南米帰りの味―ブエノチキン
「ジョウジュウ」が食べたい―ジャッキーステーキハウス
アメリカ世に根づいたタコス―チャーリー多幸寿

おすすめコメント

沖縄には、独特の歴史と風土から生まれた、個性的な店が数多くあります。おじぃやおばぁがやっている沖縄そばの店、琉球王国時代の宮廷料理の流れを受け継ぐ琉球会席、体も心も癒されるヒージャー汁(ヤギ汁)の食堂、市場の片隅で続くりシークヮーサージュースを売るスタンド、アメリカ軍政中の時代にオープンしたアメリカンスタイルのドライブインなどなど。こうした店は最近、チェーン店や開発の波に押されて数が減りつつありますが、地元の人に愛され続ける名店であり、沖縄の長い歴史や風土が詰まった、大切な沖縄の食文化といえます。本書では、こうしたお店を紹介しながら、沖縄の古きよき文化や風土について触れていきます。沖縄を愛する人、沖縄のことをもっと知りたいリピーターの人にも、ぜひおすすめしたい、保存版的内容です。

著者紹介

中村 雅之 (ナカムラ マサユキ)  
横浜能楽堂館長。1959年北海道生まれ。法政大学大学院修士課程修了。日本の古典芸能の専門家として、プロデュース・執筆・講演など幅広く活躍。プロデュースした琉球舞踊の公演が、「文化庁芸術祭賞大賞」を受賞。食や伝統工芸にも造詣が深い
キッチンミノル (キッチンミノル)  
写真家。1979年米国テキサス州生まれ。雑誌や広告で人物、料理の撮影を中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)