武士道の精神史
ちくま新書 1257
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2017年5月 |
ISBNコード |
978-4-480-06960-3
(4-480-06960-7) |
税込価格 | 880円 |
頁数・縦 | 236P 18cm |
商品内容
要旨 |
侍の気構えと行動を規定してきた「武士道」。軍国主義につながったとして、マイナスのイメージも持たれる一方、日本人の美徳を支える倫理的礎として肯定的なイメージを持っている人も、これまた多い。歴史的にみれば武士道は、武家社会が発展した中世に自然発生し、『甲陽軍鑑』等の書物で明文化されていくが、戦闘なき徳川時代になって精神的な「徳義」へと転回した。やがて武家以外の庶民階級にも浸透して、一般の生活経済倫理にまで影響を及ぼすようになっていく。「武士道」の豊かなる実態の歴史を、実証主義史学の方法を用いつつ鮮やかに描き出し、その本質に迫る。 |
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目次 |
現代にとって武士道とは何か |