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狐の日本史 古代・中世びとの祈りと呪術

改訂新版

出版社名 戎光祥出版
出版年月 2017年6月
ISBNコード 978-4-86403-248-3
4-86403-248-3
税込価格 2,860円
頁数・縦 322P 19cm
シリーズ名 狐の日本史

商品内容

要旨

霊力をもち、ダキニ天や稲荷などと習合することで、徐々に信仰の対象となっていった狐。人びとはなにに期待し、どう利用したのか。諸史料を駆使し、狐観念の変遷を丹念に跡づける。

目次

第1章 古代人は狐をどう見たか
第2章 狐落としの呪法・「六字経法」
第3章 和様ダキニ天の誕生
第4章 結びつく辰狐とダキニ天
第5章 藤原氏の恩恵者
第6章 室町時代に頻発した“狐付き”
第7章 桂地蔵事件と中世の衆庶信仰
第8章 鳥羽上皇の寵妾と玉藻前伝承
第9章 安倍晴明の母を狐とする伝承
第10章 狐を利用し、狐に翻弄された戦国武将たち

著者紹介

中村 禎里 (ナカムラ テイリ)  
1932年1月7日、東京都に生まれる。1958年東京都立大学生物学科卒業。同大大学院理学研究科生物学専攻博士課程修了。早稲田実業学校教諭を経て、1967年立正大学教養部講師。助教授、教授、1995年仏教学部教授。2002年定年退任、名誉教授。著書に『生命観の日本史 古代・中世篇』(日本エディタースクール出版部、2011年)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)