かのひと 超訳世界恋愛詩集
出版社名 | 東京新聞 |
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出版年月 | 2017年7月 |
ISBNコード |
978-4-8083-1019-6
(4-8083-1019-8) |
税込価格 | 1,870円 |
頁数・縦 | 1冊 19cm |
商品内容
要旨 |
今の恋も、昔の恋。いにしえの恋愛詩を気鋭の詩人菅原敏が新たに超訳。はるかな時代を越えて甦る“恋の処方箋”、全35篇を収録。 |
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目次 |
愛される1時間(エミリー・ディキンソン) |
おすすめコメント
「もうおしまいだ」と あなたがいった。 そうね わたしは年をとった。 時雨に濡れる木の葉も かつての約束の言葉も 色あせてしまったから。 <今はとて 我が身時雨にふりぬれば 言の葉さえに うつろひにけり>小野小町「そうね、わたしは年をとった」 今の恋も、昔の恋。 いつの時代もどんな場所でも、恋をすれば皆変わらない。 ゲーテ、シェイクスピアから小野小町まで。 いにしえの恋愛詩に、気鋭の詩人 菅原敏が新たに詩を重ねた。 久保田沙耶による古さと新しさを掛け合わせた斬新な絵も、詩集に彩りをあたえ、想像の宇宙を創出している。 バイロン「かのひとは美しくいく」/シェイクスピア「雪が白なら彼女の胸は」/ニーチェ「さよなら、たまねぎ」/在原業平「夜露のように消え失せろ」/リルケ「僕らはみんな落ちていく」/エミリー・ディキンソン「愛される1時間」