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世にも恐ろしい中国人の戦略思考

小学館新書 304

出版社名 小学館
出版年月 2017年8月
ISBNコード 978-4-09-825304-3
4-09-825304-6
税込価格 880円
頁数・縦 253P 18cm

商品内容

要旨

日本人が中国人と付き合う時に、時として日本人が想像もしないような行動をとられて驚くことがある。中国人には独自の論理や倫理観があり、それは何千年もの過酷な歴史から培われたものだ。だからこそ、彼らの伝統的な思考法を知るには良質の歴史書が有効だ。なかでも「中国に関するケース(実例)の缶詰」のような歴史書『資治通鑑』が最適である。そこには現代の中国社会で起きている問題―政治腐敗、環境破壊、人権問題、農村問題、少数民族―の根っこともいえる戦略思考が隠されている。

目次

序章 中国人の本質に迫る
第1章 策略
第2章 義と権
第3章 ウルトラ善人から極悪人まで
第4章 大人の器量とは
第5章 人の操縦術
エピローグ 漢文の読み方

出版社・メーカーコメント

日本人と全く異なる中国人の思考法に迫る権謀術数が渦巻く世界を何千年も生き抜いてきた中国人。彼らの生きる術(すべ)は、暗黙知として中国社会に広く共有されてきた。これらの暗黙知を実践した「ケース事例の缶詰」が、歴史書『資治通鑑(しじつがん)』である。だから『資治通鑑』を読めば中国人の本質に迫ることができる、というのが著者・麻生川氏の考えだ。資治通鑑には、紀元前500年から紀元後1000年まで約1500年間の中国の歴史が書かれている。その中から、現代の中国で起きている問題──政治腐敗、環境破壊、人権問題、少数民族などに通じる事例を挙げながら、日本人とは異なる中国人の倫理観や論理を紹介する。また、リーダーシップの豊富な実例を引き出し、20世紀以降の現代中国のリーダー達と比較し、中国政治の本質に迫る。

著者紹介

麻生川 静男 (アソガワ シズオ)  
1955年、大阪府生まれ。リベラルアーツ研究家、博士(工学)。京都大学工学部卒業、同大学院・工学研究科修了、徳島大学大学院工学研究科後期博士課程修了。1980年、住友重機械工業入社後、アメリカ・カーネギーメロン大学に留学。その後、ITエンジニアとして勤務、カーネギーメロン大学日本校プログラムディレクター、京都大学産官学連携本部・准教授を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)