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「国境」で読み解く世界史の謎

PHP文庫 た17−19

出版社名 PHP研究所
出版年月 2017年9月
ISBNコード 978-4-569-76750-5
4-569-76750-8
税込価格 858円
頁数・縦 317P 15cm

商品内容

要旨

国家が誕生してから、領土をめぐる争いは絶えない。近年でも、ロシアのクリミア併合や中国による南沙諸島の埋め立てなど、領土拡大に野望を燃やす国は多い。そこで本書は、アメリカがメキシコとの国境にこだわる理由や、なぜブラジルの国土が南米の約半分を占めているのかなど、国境の変遷から世界史を見直す一冊。国境について知ることで、国際問題の真の原因がみえてくる。

目次

同じ島国の日本とイギリスで、国境の変遷が全く違う理由とは?
朝鮮民族はなぜ、分裂国家の時代が長いのか?
古代中国の海洋政策から考える、中国の海洋進出の目論見とは?
ロシアはなぜ、北方領土の領有に固執するのか?
モンゴルはなぜ、ロシアと中国の二大国の間で独立できたのか?
なぜ新疆ウイグル自治区とチベット自治区は独立できないのか?
ロシアによるヨーロッパへの領土拡大の目的とは?
EUが行き詰まり、ヨーロッパが一つになれないわけとは?
ルクセンブルク、モナコなどの小国はなぜ生き残れたのか?
中南米にヨーロッパ諸国の飛び地が残っているのはなぜか?〔ほか〕

おすすめコメント

モンゴル帝国が最大領土を得られた理由、なぜカリブ海に欧州の飛び地が多い?――常に争いの種となった国境から人類の本質が見えてくる。

著者紹介

武光 誠 (タケミツ マコト)  
1950年、山口県防府市生まれ。1979年、東京大学大学院国史学博士課程を修了。文学博士。現在、明治学院大学教授。日本古代史を専攻し、歴史哲学的視野を用いた日本と世界の思想・文化の研究に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)