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薩長史観の正体 歴史の偽装を暴き、真実を取り戻す

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2017年9月
ISBNコード 978-4-492-06204-3
4-492-06204-1
税込価格 1,650円
頁数・縦 189P 19cm

商品内容

要旨

150年目にして明かされる真実。「明治維新」という名の洗脳を解く!勝者(薩摩、長州)がでっち上げた通史の誤りを徹底究明。「薩長史観」と「真相」の対比から、幕末維新の真実を明らかにする。会津はじめ旧幕府側の名誉を回復する“反薩長”本の決定版。

目次

第1部 幕末動乱編(薩長史観 幕府は外国に対して無力・無策のまま開国したために倒幕の運動が起こった―真相 幕府は、薩摩や長州に比べてはるかに開明的で開国による近代化を進めていた
薩長史観 吉田松陰は、松下村塾で幕末志士の精神を育成し、「至誠」を貫き実行した大教育者である―真相 吉田松陰は、激情に駆られて変節して、暴力革命を礼賛するテロの扇動家であった
薩長史観 吉田松陰は、明治維新を成しとげた長州の実践的な指導者で、その功績は最大に讃えられるべきである―真相 松陰の教えは、数々の暗殺や暴発などテロ行為を正当化し、のちの日本を侵略戦争に駆り立てた ほか)
第2部 「慶応維新」編(薩長史観 孝明天皇の病気による崩御で、英明な明治天皇が即位して日本は夜明けに向かった―真相 孝明天皇は、薩摩と岩倉具視の陰謀によって毒殺された可能性が高い
薩長史観 薩摩は土佐とも同盟することで、武力討幕の正当性を確保した―真相 薩摩が目指す武力討幕と、土佐が目指す平和裏の「大政奉還」の間には、大きな亀裂があった
薩長史観 「討幕の密勅」は完全に正式なもので、天皇から幕府討滅の宣旨が下された―真相 「討幕の密勅」は偽造されたものであり、その真相は文章に明らかに示されている ほか)
第3部 戊辰戦争編(薩長史観 江戸市中の騒動は、無為無策な幕府のお膝元で生じた民衆の不満の爆発であった―真相 江戸の騒擾は、幕府側を逆上させようとした挑発行為で、軍資金を強奪するための西郷のテロである
薩長史観 鳥羽・伏見の戦いは、「錦の御旗」を掲げた薩長の聖戦であった―真相 「錦旗」は薩長が偽造したものであり、「討幕の密勅」と同じく正当性は全くない
薩長史観 鳥羽・伏見の戦いで幕府軍は「朝敵」になって敗北した―真相 「錦旗」に踊らされた慶喜が「朝敵」となることを避けただけである ほか)

おすすめコメント

勝者(薩摩、長州)がでっち上げた通史の誤りを徹底究明。幕末維新の真相を明らかにし、旧幕側の名誉を回復した“反薩長”本の決定版

著者紹介

武田 鏡村 (タケダ キョウソン)  
日本歴史宗教研究所所長、歴史家、作家。1947年新潟県生まれ。1969年新潟大学卒業。長年にわたり、在野の歴史家として、通説にとらわれない実証的な史実研究を続ける。教科書に書かれない「歴史の真実」に鋭く斬り込む著書が多数ある。浄土真宗の僧籍も持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)