• 本

双子は驢馬に跨がって

出版社名 河出書房新社
出版年月 2017年9月
ISBNコード 978-4-309-02605-3
4-309-02605-2
税込価格 1,760円
頁数・縦 188P 19cm

商品内容

文学賞情報

2018年 第40回 野間文芸新人賞受賞

要旨

いつ何処ともしれぬ森の中のペンション―。オーナーなる人物に監禁された父と子は、双子が驢馬に乗って助けにくるのを信じて待ち続けていた。双子が辿るであろう道のりを地図に描き物語を紡ぎあげ、時に囲碁を打ちながら、父子はこの不条理の中、辛うじて精神の均衡を保っていた。いっぽう生まれつき旅と救済を宿命づけられた双子の少年少女は、驢馬ナカタニを得て旅立つが、行く先々で寄り道ばかり。畜獣の如く蹂躙されている人々がいるという噂を聞きつけ、二人は意気揚々と救出に向かうが―一通の手紙が二つの世界を繋ぐ時、眩い真実が顕れる。

おすすめコメント

「アメトーーク!」読書芸人特集・光浦靖子氏紹介でブレイク! 監禁される親子、救出に向かう双子と驢馬  独自の世界観で注目を集める気鋭が描く、荒唐無稽な冒険譚。

著者紹介

金子 薫 (カネコ カオル)  
1990年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科仏文学専攻修士課程修了。2014年「アルタッドに捧ぐ」で第五一回文藝賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)