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背教者の肖像 ローマ皇帝ユリアヌスをめぐる言説の探究

出版社名 ナカニシヤ出版
出版年月 2017年10月
ISBNコード 978-4-7795-1186-8
4-7795-1186-0
税込価格 3,300円
頁数・縦 331P 20cm

商品内容

要旨

“背教者”を超える「何者か」であればこそ。賛否を超え語られ続ける理由。無数に描かれたユリアヌス像の交叉の先に「リベラル・アイロニスト」という生のスタイルが浮かぶ。

目次

第1章 ユリアヌスに誘われて(ユリアヌスとの再会
二〇世紀ギリシアへの旅)
第2章 二〇世紀初頭の日本、そしてヨーロッパへの旅(ユリアヌスってだれ?
だれが『神々の死』を読んだのか?―メレシコーフスキイという謎
反転する『死者の書』―あるいは『死者の書』は『生=性者の書』だった
ロマン主義者、ユリアヌス?
辻邦生『背教者ユリアヌス』とはなんだったのか?)
第3章 歴史を生みだすユリアヌス(歴史・物語・小説
辻『背教者ユリアヌス』とヴィダル『ユリアヌス―ある小説』との比較
ユリアヌス帝の遺産―ギボンという男、『ローマ帝国衰亡史』という書物、啓蒙という精神風土)
おわりに 「ポスト真実」の時代におけるリベラル・アイロニスト

著者紹介

添谷 育志 (ソエヤ ヤスユキ)  
1947年栃木県生まれ。東北大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。明治学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)