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日本の人類学

ちくま新書 1291

出版社名 筑摩書房
出版年月 2017年11月
ISBNコード 978-4-480-07100-2
4-480-07100-8
税込価格 968円
頁数・縦 286P 18cm

商品内容

要旨

遺伝子研究を導入して人類の進化をたどってきた東大の人類学と、独自の霊長類研究を展開してきた京大の霊長類学。日本の人類学は、彼らの切磋琢磨によって世界をリードしてきた。東大分子人類学の泰斗である尾本恵市と、京大霊長類学を代表する研究者である山極寿一が、人類学のこれまでの歩みと未来を語り尽くす。人類はどこからやってきたのか。ヒトはなぜユニークなのか。ユニークさゆえに生じる人間社会の問題とはなにか。新しい人類学を求める視点から鋭く論じる。

目次

第1章 人類学の現在
第2章 東大人類学と京大霊長類学
第3章 最新研究で見る人類の歩み
第4章 ゴリラからヒトを、狩猟採集民から現代文明を見る
第5章 ヒトはなぜユニークなのか
終章 これからの人類学

おすすめコメント

人類はどこから来たのか。ヒトはなぜユニークなのか。東大人類学と京大霊長類学を代表する二人が、日本の人類学の歩みと未来を語る。

著者紹介

山極 寿一 (ヤマギワ ジュイチ)  
1952年、東京生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学、理学博士。日本モンキーセンター、京都大学霊長類研究所、京都大学大学院理学研究科等を経て、2014年より京都大学総長。人類学と霊長類学を専門とし、ゴリラから人類や文明の起源を探る
尾本 恵市 (オモト ケイイチ)  
1933年、東京生まれ。東京大学文学部・理学部を卒業し、東京大学大学院理学研究科博士課程中退。Ph.D(ミュンヘン大学)、理学博士(東京大学)。東京大学理学部教授、国際日本文化研究センター教授などを歴任し、アイヌやフィリピンのネグリトの起源の研究で世界的成果を挙げた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)