人に頼まれると断れない、だって嫌われたくないし。　　　砂羽（さわ）は小学校５年生。父は男手ひとつで育てていたが、ある日、再婚することに！３人暮らしが始まるが、砂羽は居心地が悪く、記憶にかすかに残る母とルミさんをくらべてしまう。助っ人マスターという係をしている砂羽は、なにを頼まれても断らない。実は断ったら嫌われるのではないか、と恐れている。教室で浮いているバカ殿こと良平と、ビリから１、２のふたりが町のマラソン大会に推薦される。砂羽は良平と毎日練習することにし、そこにスポーツインストラクターのルミさんが加わって、砂羽とルミさんの関係が少しずつ変わっていく。