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太鼓の文化誌

出版社名 青弓社
出版年月 2017年12月
ISBNコード 978-4-7872-7407-6
4-7872-7407-4
税込価格 3,300円
頁数・縦 284P 21cm

商品内容

要旨

太鼓は、ヨーロッパでは古くはもっぱら民俗音楽や軍隊で使われてきた。日本やインド、ブータンをはじめとするアジアの国々でも、太鼓は合図として使われてきたが、それだけでなく宗教行事の場でも多用され、宗教者自身が太鼓を打つことさえある。アイルランド、中欧、トルコ、インド、ブータンの太鼓をフィールドワークし、現地の写真や口太鼓の楽譜も所収して太鼓ワールドを描き出す。

目次

第1章 アイルランドの枠太鼓バウロン
第2章 バウロンの謎
第3章 太鼓を歌おう―唱歌で学ぶ
第4章 オスマンの戦争と平和の太鼓
第5章 南インド、ケーララの太鼓―壺型太鼓ミラーヴと音高可変太鼓イダッキャ
第6章 南インド、ケーララの蛇神儀礼―サルパ・トゥッラルと壺型弦楽器
第7章 ブータンの仏教仮面舞踊チャムにおける太鼓の機能―瞑想とアトリビューション

著者紹介

山本 宏子 (ヤマモト ヒロコ)  
東京国立文化財研究所芸能部調査員などを経て、岡山大学教授、兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科(博士課程)教授(兼職)。芸術修士(武蔵野音楽大学)、文学博士(大阪大学)。日本やアジアの祭り・芸能・音楽を対象に、民族音楽学・文化人類学の視点から研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)