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こころの病に挑んだ知の巨人 森田正馬・土居健郎・河合隼雄・木村敏・中井久夫

ちくま新書 1303

出版社名 筑摩書房
出版年月 2018年1月
ISBNコード 978-4-480-07118-7
4-480-07118-0
税込価格 990円
頁数・縦 302P 18cm

商品内容

要旨

森田正馬、土居健郎、河合隼雄、木村敏、中井久夫。明治以降一〇〇年にわたる「心の病」との格闘のなかで、彼らは日本の文化に合った精神医療、心の治療の領域を切り開いてきた。日本人の心とはなにか。その病をどう癒すのか。臨床心理学・精神医学の広範な知見を活かしつつ、独自の人間理解から患者と向き合い続けた五人を取り上げ、その理論の本質と功績をわかりやすく解説する。

目次

序章 日本の心の治療を支えてきた人々
第1章 森田正馬―思想の矛盾を超えて
第2章 土居健郎―「甘え」理論と精神分析
第3章 河合隼雄―無意識との対話
第4章 木村敏―現象学から生命論へ
第5章 中井久夫―「世に棲む」ための臨床
終章 文化を超えた心の治療へ

著者紹介

山竹 伸二 (ヤマタケ シンジ)  
1965年生まれ。評論家。学術系出版社の編集者を経て、哲学・心理学の分野で批評活動を展開している。大阪経済法科大学客員研究員。大正大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)