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国家の神話

講談社学術文庫 2461

出版社名 講談社
出版年月 2018年2月
ISBNコード 978-4-06-292461-0
4-06-292461-7
税込価格 2,013円
頁数・縦 617P 15cm

商品内容

要旨

「シンボル(象徴)」を軸にして科学、哲学、文化論を横断する数々の大著をものした、比類なき碩学エルンスト・カッシーラー(一八七四‐一九四五年)。彼は祖国ドイツでナチス政権の支配が頂点を迎えつつあった一九四一年、ついに長らく封印していた主題である「国家」を取り上げる。遺著となった本書は現代世界を根本から考えるための必読書である。

目次

第1部 神話とは何か(神話的思惟の構造
神話と言語
神話と情動の心理学 ほか)
第2部 政治学説史における神話にたいする闘争(初期ギリシア哲学における“ロゴス”と“ミュトス”
プラトンの『国家』
中世国家理論の宗教的および形而上学的背景 ほか)
第3部 二十世紀の神話(準備:カーライル
英雄崇拝から人種崇拝へ
ヘーゲル ほか)

著者紹介

カッシーラー,エルンスト (カッシーラー,エルンスト)   Cassirer,Ernst
1874‐1945年。ドイツの哲学者。新カント派から出発し、シンボル形式を軸にして独自の文化哲学を構想
宮田 光雄 (ミヤタ ミツオ)  
1928年生まれ。東京大学法学部卒業。東北大学名誉教授。専門は、政治学、ヨーロッパ思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)