今から約２０年前にホスピスケア先進国のイギリスで書かれた本書は、「幻のホスピスバイブル」と称されています。その名著に日野原重明先生が作られた緩和ケア病棟で最後の時を過ごした１０人の患者さんの「生きた証」を加えました。日野原先生が目指した「真の患者さん中心の医療」を実現するエッセンスが散りばめられています。終末期医療の緩和ケアに関わる人だけでなく、医師、看護師、学生、そして理学療法士など、患者に関わる全ての人々に手に取っていただきたい一冊です。

第１章　終末期医療の哲学（死の受容
死にゆく患者と医師　ほか）
第２章　症状コントロール（概要
痛み　ほか）
第３章　進行ＡＩＤＳとＨＩＶ患者のケア（概要
一般的な日和見感染　ほか）
第４章　死の生理学（死の原因
心血管系　ほか）
患者さんとの思い出―１０人の看取り