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日本名城紀行 4

SHOGAKUKAN Classic Revival

出版社名 小学館
出版年月 2018年4月
ISBNコード 978-4-09-353106-1
4-09-353106-4
税込価格 605円
頁数・縦 275P 19cm
シリーズ名 日本名城紀行

商品内容

要旨

1977〜78年に小学館より発刊された「探訪日本の城」シリーズに掲載された名城エッセイの復刊。第4巻は長部日出雄、五味康祐、尾崎秀樹、戸部新十郎、永井路子、邦光史郎、神坂次郎、北条秀司、田中千禾夫の9名の文豪たちが個性豊かに描く日本各地の名城紀行である。資料・史料から空想を膨らませ、様々な考察を繰り広げる作家ならではの名文で構成されている、大好評第4弾。

目次

浪岡城―風雲児に滅ぼされた名門北畠氏(長部日出雄)
宇都宮城―本多正純釣天井の謎と真相(五味康祐)
川越城―幕閣要人が治めた小江戸の城(尾崎秀樹)
七尾城―謙信が眺めた能登の絶景(戸部新十郎)
小谷城―浅井長政の意地とともに炎上(永井路子)
二条城―美を誇る歴史の回り舞台(邦光史郎)
和歌山城―五十五万石を守った頼宣の腹芸(神坂次郎)
松江城―風流大名不昧公の残したもの(北条秀司)
島原・原城―キリシタンの叫びが消えた日(田中千禾夫)

出版社・メーカーコメント

文豪たちが描く日本の「名城紀行」シリーズ1977〜78年に小学館より発刊された「探訪日本の城」シリーズに掲載された作家の紀行文の復刊。第4巻は長部日出雄、五味康祐、尾崎秀樹、戸部新十郎、永井路子、邦光史郎、神坂次郎、北条秀司、田中千禾夫の9名の文豪たちが個性豊かに描く日本各地の名城紀行である。視点も作家により様々で、ガイドブックとはひと味もふた味も異なる城案内。史料をベースにまとめる作家もいれば、自分や家族とのかかわりから展開していく作家もいて、実にバラエティに富んでおり、時間が経っても色あせない名文揃いで、城マニアにもお勧めの一冊。

著者紹介

長部 日出雄 (オサベ ヒデオ)  
1934年〜。73年、「津軽じょんから節」と「津軽世去れ節」で直木賞受賞
五味 康祐 (ゴミ ヤススケ)  
1921年〜1980年。52年、「喪神」で芥川賞受賞
尾崎 秀樹 (オザキ ホツキ)  
1928年〜1999年。「生きているユダ」「ゾルゲ事件と現代」など、兄に関係したゾルゲ事件の著書多数
戸部 新十郎 (トベ シンジュウロウ)  
1926年〜2003年。「安見隠岐の罪状」「忍者服部半蔵」「松永弾正」「伊東一刀斎」など
永井 路子 (ナガイ ミチコ)  
1925年〜。64年、「炎環」で直木賞受賞
邦光 史郎 (クニミツ シロウ)  
1922年〜1996年。「欲望の媒体」「社外極秘」「海の挑戦」「トラブルメーカー」「十年後」など
神坂 次郎 (コウサカ ジロウ)  
1927年〜。「黒磯の岸辺」で日本文芸大賞受賞
北条 秀司 (ホウジョウ ヒデシ)  
1902年〜1996年。歌舞伎や新国劇など演劇の脚本を多く手がける
田中 千禾夫 (タナカ チカオ)  
1905年〜1995年。劇作家、フランス文学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)