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カミサマをたずねて 津軽赤倉霊場の永助様

出版社名 中央公論新社
出版年月 2018年4月
ISBNコード 978-4-12-005075-6
4-12-005075-0
税込価格 2,200円
頁数・縦 317P 20cm

商品内容

要旨

神聖なる津軽赤倉霊場に息づく古代のカミサマ―イタコ、ゴミソ、オシラの三祈祷師。連綿と続く信仰の淵源を求め、信者をたずね歩いた探索の軌跡。

目次

序章 語部
第1章 加持祈祷
第2章 危機脱出
第3章 冥助に感謝す
第4章 憑衣を祓う
第5章 御神水
終章 挑戦
付録 資料「赤倉山の大神さま」

おすすめコメント

白神山地の保護運動に尽力する登山家でありノンフィクション作家である著者が、今なお多くの人々の魂の拠り所となっている、赤倉山信仰の現状を報告する。約20人の信者に綿密な取材をおこない、それぞれのその信仰のあり方を綴ることにより、現代日本において、境遇の異なる人々に「カミサマ」がどのように存在し、個々人の生活にどのように浸透しているのかを明らかにする。 奇跡的な霊験に重きを置くのではなく、あくまでなぜ太古から現在に至るまで、一つの民間信仰が、一定の人々の心を掴み続けているのかをノンフィクション作家ならではの視点から冷静に描く。

著者紹介

根深 誠 (ネブカ マコト)  
1947年、青森県弘前市に生まれる。明治大学山岳部OB。日本山岳会会員。日本勤労者山岳連盟顧問。73年以来、ヒマラヤの旅と登山を続ける。84年にはアラスカ・マッキンリー山(現・デナリ)で行方不明になった植村直己さんの捜索に参加。これまでにヒマラヤの未登峰6座に初登頂。故郷津軽の自然を愛し、白神山地を歩き尽くす。ブナ原生林を東西に分断する青秋林道の建設計画が持ち上がった際には、反対運動を立ち上げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)