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女たちの翼 アジア初期近代における女性のリテラシーと境界侵犯的活動

龍谷大学国際社会文化研究所叢書 第22巻

出版社名 ナカニシヤ出版
出版年月 2018年3月
ISBNコード 978-4-7795-1244-5
4-7795-1244-1
税込価格 3,960円
頁数・縦 245P 22cm

商品内容

要旨

19世紀末から20世紀初め、世界を作り変えたいと願ったアジアの女性たちは、何を読み、何を書いたのか?アジア各地で、新たな世界を切り開こうとした多様な社会層の女性たちの活動を社会福祉学、社会学、歴史学、文学、文化人類学など様々な専門分野から捉え直す。

目次

序論
第1章 「新しい女」平塚らいてうと西欧母性主義との出会い―「矯風会」をフィルターにした考察
第2章 “私”を書くことがもたらした境界の揺らぎ―1930年代『東京朝日新聞』「女性相談」と山田わかの回答
第3章 植民地朝鮮における妓生の社会的位置と自己変革―妓生雑誌『長恨』を中心に
第4章 「新鮮な花」の誕生―タイ近代文学女性作家ドークマイソットの『彼女の敵』『百中の一』と時代背景
第5章 花開くダリア―植民地時代のインドネシアにおける華人女性小説家たち
第6章 カルティニの読書ネットワーク
第7章 何が聖女を飛翔させたのか?―19世紀末から20世紀初めのインドネシア・フローレス島における修道女たちの活動

著者紹介

青木 恵理子 (アオキ エリコ)  
龍谷大学社会学部教授。文化人類学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)