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ベラスケス 宮廷のなかの革命者

岩波新書 新赤版 1721

出版社名 岩波書店
出版年月 2018年5月
ISBNコード 978-4-00-431721-0
4-00-431721-5
税込価格 1,056円
頁数・縦 269,3P 18cm

商品内容

要旨

没落の影忍びよる黄金時代のスペイン、王宮の奥で密やかに「絵画の革命」を起こしたベラスケス。画家としても廷臣としても王に重用され、後世マネに「画家たちの画家」と絶賛された人生には、しかし、生涯隠し続けた秘密があった―。絵画史の傑作“ラス・メニーナス”を導きの糸に「革命」の真相に迫る、決定版評伝。

目次

1 画家の誕生―聖・俗の大都市セビーリャとボデゴン
2 「絵筆をもって王に仕える」―フェリペ四世の肖像から“バッコスの勝利”へ
3 ローマでの出会い―ヴィラ・メディチと古代への感興
4 絵画装飾の総監督―“ブレダ開城”をピークに
5 ふたたびイタリアへ―“教皇インノケンティウス一〇世”から“鏡のヴィーナス”へ
6 封印された野望―晩年の日々と“ラス・メニーナス”
終章 晩年の活動と近現代への遺産

おすすめコメント

巨匠が生涯抱え続けた大きな秘密とは? 宮廷の中で密やかに起こされた「革命」の真相に迫る、決定版評伝。

著者紹介

大〓 保二郎 (オオタカ ヤスジロウ)  
1945年生、早稲田大学大学院博士課程満期退学。スペイン国立マドリード大学への留学を経て、跡見学園女子大学教授、上智大学教授、早稲田大学文学学術院教授を歴任。ベラスケス、ゴヤ、ピカソを中心に、美術書の解説・翻訳などの著訳書があり、ピカソ展、プラド美術館展監修も務める。早稲田大学名誉教授。専攻はスペイン美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)