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土左日記を読みなおす 屈折した表現の理解のために

出版社名 笠間書院
出版年月 2018年5月
ISBNコード 978-4-305-70857-1
4-305-70857-4
税込価格 2,640円
頁数・縦 190P 19cm

商品内容

要旨

きわめて特異な、屈折した表現に満ちた『土左日記』。筆記テキストを徹底的に理解しようとする文献学的アプローチによって、その表現を読み解き、貫之がなぜそのような表現を使ったのか―使わざるをえなかったのかを解明する。

目次

序論 独特の屈折した表現―貫之自筆テクストのたどった道
1 表現解析の実践例―推理小説的手法の導入
2 藤原定家の奥書を検討する
3 同じ仮名連鎖の重複を利用した複線構造―いわゆる“余りにもくだらない駄洒落”候補の検証
4 和歌の内部構造の変化が屈折した表現を可能にした
5 初読と次読
6 『土左日記』冒頭文の表現解析―女性仮託説の誕生から終焉まで

著者紹介

小松 英雄 (コマツ ヒデオ)  
出生:1929年、東京。筑波大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)