• 本

〈新訳〉バブルの歴史 最後に来た者は悪魔の餌食

ウィザードブックシリーズ 264

出版社名 パンローリング
出版年月 2018年7月
ISBNコード 978-4-7759-7233-5
4-7759-7233-2
税込価格 4,180円
頁数・縦 551P 20cm

商品内容

要旨

本書は17世紀から現在に至るまでの株式市場における投機の歴史を生き生きと描き出したほかに類を見ない魅力的な書である。投機の精神の起源を古代ローマにまでさかのぼり、それが近代世界によみがえった様子を年代順に、分かりやすくまとめている。近代でのバブルの始まりとは、1630年にオランダで起こったチューリップバブルだった。金メッキ時代から狂騒の1920年代、19世紀の鉄道狂時代から1929年のウォール街大暴落、ジャンクボンド王のマイケル・ミルケンに代表されるカウボーイキャピタリズムや、日本のバブルであるカミカゼ資本主義、現代の情報時代に生まれたデイトレーダーまで、いつの時代にも存在した、またこれからも存在するであろう人間の飽くなき強欲と愚行と狂気の結末を描いた興味深い1冊!

目次

序文―最後にやって来た者が悪魔の餌食になる
「バブルの世界」―金融投機の起源
チェンジアリーの株式売買と一六九〇年代のプロジェクトの時代
忘れ得ぬ許しがたい南海計画
黄金の見かけにだまされた一八二〇年代の新興市場ブーム
迅速な交通手段―一八四五年の鉄道ブーム時代
金メッキ時代―だまされ、魔法にかけられ、悪魔にとりつかれた時代
新時代の終焉―一九二九年の世界恐慌とその余波
カウボーイキャピタリズム―ブレトンウッズからマイケル・ミルケンまで
カミカゼ資本主義―一九八〇年代の日本のバブル経済〔ほか〕

著者紹介

チャンセラー,エドワード (チャンセラー,エドワード)   Chancellor,Edward
ケンブリッジ大学とオックスフォード大学で歴史を学び、1990年代初期、投資銀行のラザード・ブラザーズに勤務。フリーライターとして、フィナンシャル・タイムズやエコノミストを中心に執筆
長尾 慎太郎 (ナガオ シンタロウ)  
東京大学工学部原子力工学科卒。北陸先端科学技術大学院大学・修士(知識科学)。日米の銀行、投資顧問会社、ヘッジファンドなどを経て、現在は大手運用会社勤務
山下 恵美子 (ヤマシタ エミコ)  
電気通信大学・電子工学科卒。エレクトロニクス専門商社で社内翻訳スタッフとして勤務したあと、現在はフリーランスで特許翻訳、ノンフィクションを中心に翻訳活動を展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)