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沖縄の淵 伊波普猷とその時代

岩波現代文庫 学術 386

出版社名 岩波書店
出版年月 2018年8月
ISBNコード 978-4-00-600386-9
4-00-600386-2
税込価格 1,760円
頁数・縦 459P 15cm

商品内容

要旨

「沖縄学」の父・伊波普猷(一八七六‐一九四七)は、貶められつつある沖縄の回復を願い、自立と従属のはざまで苦闘しながら民俗研究の独自のフィールドを切り拓いた。伊波の作品を丹念に読み解き、その生涯と思索を軸に沖縄近代の精神史を描き出す傑作評伝。現代文庫版には、「沖縄学」をも相対化しつつ根源的に日本を問い直す詩人・八重洋一郎の思索「付 歴史との邂逅―「日毒」という言葉」を収める。

目次

1 世替りを受けとめて
2 新知識人の誕生と帰郷
3 『古琉球』
4 精神革命の布教者
5 転回と離郷
6 「孤島苦」と「南島」意識
7 「父」なるヤマト
8 亡びのあとで

著者紹介

鹿野 政直 (カノ マサナオ)  
1931年生まれ。早稲田大学名誉教授。専攻は日本近現代史、思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)