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ルイ・アルチュセール 行方不明者の哲学

岩波新書 新赤版 1738

出版社名 岩波書店
出版年月 2018年9月
ISBNコード 978-4-00-431738-8
4-00-431738-X
税込価格 946円
頁数・縦 248P 18cm

商品内容

要旨

現代思想を代表するマルクス主義理論家か、妻を殺めた狂気の人か。光と闇の落差がもたらす眩暈のなかに哲学者は姿をくらます。彼にとっては、「行方不明になる」ことが「政治」であった―知られざるアルチュセール(一九一八‐九〇)の哲学が「スピノザを読むアルチュセールを読む」というかつてない試みを通して浮かび上がる。

目次

第1章 行方不明者の生涯(理論と経験
落差と眩暈―青年期 ほか)
第2章 偶然性唯物論とスピノザ―問題の「凝固」(偶然性唯物論―晩年の思想?
構造とはなにか ほか)
第3章 『資本論を読む』またはスピノザを読む(アルチュセールのスピノザ
徴候的読解とはなにか ほか)
第4章 構造から“私”と国家へ(「錯乱」するアルチュセール
原因の劇場 ほか)
第5章 スピノザから遠く離れて(『神学政治論』でも『政治論』でもなく
哲学、政治、歴史 ほか)

おすすめコメント

現代思想を代表するマルクス主義理論家か、妻を殺めた狂気の人か。知られざるアルチュセールの哲学。

著者紹介

市田 良彦 (イチダ ヨシヒコ)  
1957年生まれ。神戸大学大学院国際文化学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)