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色から読み解く日本画

出版社名 エクスナレッジ
出版年月 2018年8月
ISBNコード 978-4-7678-2349-2
4-7678-2349-8
税込価格 1,760円
頁数・縦 127P 21cm

商品内容

要旨

色と日本画家との関係を読み解いていきましょう。本書では、色別に日本画の作品を掲載しています。「東山ブルー」、「元宋の赤」のような作家の代名詞といえる色はもちろん、日本画家と色の意外な結びつきも紹介します!

目次





金、銀

おすすめコメント

日本画の大きな魅力のひとつとして、独特の「岩絵の具」によってもたらされる、西洋画など他の国発祥の絵画とは異なる味わいの「色彩」が挙げられます。「時代別」「作者別」に紹介する多くの類書とは異なり、本書ではその豊かな色彩を切り口に、あえて時代や作者を問わず「色別」に編集。 1赤(朱・蘇峰・珊瑚)2青(群青・藍)3黄(黄土)4緑(緑青)5金・銀・白金 6白(胡粉)7黒(墨)の7つの章ごとに、画家がその色に魅せられたエピソード、その色を使うことで狙った効果や、色彩心理学でわかる制作時の精神状態など、色に焦点を当てて読み解いていきます。そして絵の具の由来や特徴、時代背景などから、日本の風土に根差した、伝統色そのものについても重点的に解説。日本画の新しい見かたを提案します。

著者紹介

三戸 信惠 (ミト ノブエ)  
山種美術館特別研究員。1967年広島県生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。サントリー美術館に勤務し、「鳥獣戯画がやってきた」展、「清方ノスタルジア―名品でたどる鏑木清方の美の世界」展などを企画・担当。2010年より現職に就き、日本画を中心とした展覧会の企画に携わる。専門は日本絵画史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)