• 本

支援が困難な事例に向き合う発達臨床 教育・保育・心理・福祉・医療の現場から

出版社名 ミネルヴァ書房
出版年月 2018年10月
ISBNコード 978-4-623-08404-3
4-623-08404-3
税込価格 2,640円
頁数・縦 229P 21cm

商品内容

要旨

生きづらさを抱える子どもや大人には多様なニーズがあり、ときにその重なりや思いもよらぬ理由から、困難な事例が生じることがある。教育・保育・心理・福祉・医療の現場に携わる人たちは、そうした事例に懸命にかかわり、自身の支援のあり方を確認しながら、発達支援への糸口を模索する。結果、苦い教訓が残ることもある。本書は、そうした現場での試行錯誤をリアルに描き、今できるよりよい支援に必要なことを、発達臨床の視点から考える。

目次

支援が困難な事例(シビアケース)のとらえ方
自閉スペクトラム症児の困難事例の理解と支援1―遊戯療法と母親面接
自閉スペクトラム症児の困難事例の理解と支援2―学童クラブでの集団活動
自閉スペクトラム症児・者の困難事例の理解と支援―発達のアンバランスに注目して
ろう学校の重複障害学級での困難事例の理解と支援―「天敵」がかけがえのない友になるとき
医療的ケアを必要とする重症心身障害児の困難事例の理解と支援―肢体不自由特別支援学校での実践
学童期における困難事例の理解と支援―ソーシャルワークの観点から
思春期・青年期における困難事例の理解と支援―生活指導と集団づくり
強度行動障害者の困難事例の理解と支援―障害者施設での実践
支援の困難を生み出す保育の構造的な課題―巡回相談の現場から
災害時における障害児・者や家族の理解と支援
支援が困難と感じるとき―児童精神科医の立場から

著者紹介

別府 悦子 (ベップ エツコ)  
東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科博士課程修了、博士(教育学)。臨床心理士、臨床発達心理士。現在、中部学院大学教育学部・大学院人間福祉学研究科教授
香野 毅 (コウノ タケシ)  
九州大学大学院教育学研究科博士後期課程退学。臨床心理士、日本リハビリテイション心理学会スーパーバイザー。現在、静岡大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)