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世界史のなかの文化大革命

平凡社新書 891

出版社名 平凡社
出版年月 2018年9月
ISBNコード 978-4-582-85891-4
4-582-85891-0
税込価格 1,012円
頁数・縦 331P 18cm

商品内容

要旨

文化大革命とは何だったのか―。それは中国という特殊な空間と歴史のなかで起こった、一度きりの出来事なのだろうか。それとも、ある条件のもとでは、どの国、どの社会でも起こりうる現象なのか。亡霊のように徘徊し連鎖して起きることはあるのか。国際的要因と越境性を重視し、文革のもうひとつの真実にせまる。

目次

文革五〇年目の亡霊
革命の夢―北京‐ジャカルタ枢軸
革命勃発―9・30クーデター事件
革命失敗―赤狩りと華僑弾圧
マオの革命―文化大革命の嵐
革命連鎖―西側に飛び火した文革
反革命―台湾発アメリカ行き「東京クラブ」
遠距離革命―西カリマンタン武装蜂起
革命無残―ユートピアの終焉
革命残響―夢が消えたあとに
過ぎ去らぬ「革命の亡霊」

著者紹介

馬場 公彦 (ババ キミヒコ)  
1958年生まれ。長野県伊那市出身。北海道大学大学院東洋哲学研究科修了、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士課程満期修了、学術博士。専門は東アジア論・日中関係論・メディア論。中国伝媒大学(北京)名誉教授。出版社勤務。著書に『戦後日本人の中国像―日本敗戦から文化大革命・日中復交まで』(新曜社、大平正芳記念賞特別賞。中国語版『戦後日本人的中国観―従日本戦敗到中日復交』社会科学文献出版社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)