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古本的思考 講演敗者学

出版社名 晶文社
出版年月 2018年9月
ISBNコード 978-4-7949-7059-6
4-7949-7059-5
税込価格 2,970円
頁数・縦 342P 19cm

商品内容

要旨

古本というフィールドを自在に駆けめぐる“知”の冒険。すべて単行本未収録の講演、インタヴュー、論考等で構成!文化人類学者・山口昌男が私たちに遺した貴重な置き土産!!

目次

第1部 『「挫折」の昭和史』と『「敗者」の精神史』の周辺(書物と静岡
吉野作造と街角のアカデミー
再生へのもうひとつの視座―水平型ネットワーク人に学ぶもの
私の田中智学
山名文夫の仕事
探墓多磨霊園―武蔵野の緑に囲まれて眠る人々)
第2部 西洋と日本のアートとスポーツ(蝶々と人魚―大正のシンボル
文化とスポーツ
先人の著書にみるユーモア
会津幻視行)
第3部 古本と新しいパラダイム(近代日本における“知のネットワーク”の源流
『書画骨董雑誌』をめぐって
雑本から始まる長い旅インタヴュー)

著者紹介

山口 昌男 (ヤマグチ マサオ)  
1931年北海道生まれ。文化人類学者。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所所長、札幌大学学長等を歴任。西アフリカ、インドネシア、カリブ海諸国等でフィールドワークを行う。道化・トリックスターの分析、中心と周縁理論、近代日本の負け派に着目した敗者学等を通じて、国内外の思想界に衝撃を与え、その広い学識は文学・芸術等の分野にも影響を及ぼした。2013年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)