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産婆と産院の日本近代

出版社名 青弓社
出版年月 2018年9月
ISBNコード 978-4-7872-3440-7
4-7872-3440-4
税込価格 3,080円
頁数・縦 332P 20cm

商品内容

要旨

戦前から戦後、そして現在にいたる産婆・助産婦の実践の歴史を、ライフヒストリー、雑誌分析、行政資料などから多角的に描き出す。産む/産まない/産めないにかかわらず、地域の女性たちをサポートしてきた産婆たちの歴史から、「産む女性にとって何が必要か」をともに考える「助産」の重要性を説く。

目次

序章 産婆・助産婦・助産師の近代
第1章 明治期日本の助産婦に向ける医師の統制と期待―出産の正常と異常の境界をめぐって
第2章 性と出産の近代と社会統制―雑誌メディアからみた衛生観念・家族規範・国民意識の形成とその回路
第3章 産婆の近代と出産の医療化―「助産之栞」を口述史料として読む
第4章 産師法制定運動の興隆と終焉
第5章 出産の戦後史
第6章 戦後の助産婦教育
終章 「助産」という実践を見えなくさせたもの―助産所と助産施設の違いを中心に

著者紹介

大出 春江 (オオデ ハルエ)  
大妻女子大学人間関係学部教授。専攻は社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)