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源氏物語越境論 唐物表象と物語享受の諸相

出版社名 岩波書店
出版年月 2018年12月
ISBNコード 978-4-00-061306-4
4-00-061306-5
税込価格 12,100円
頁数・縦 420,9P 22cm

商品内容

要旨

『源氏物語』は、古代から現代まで、時間と空間を越えて様々な領域に越境を続けてきた作品である。唐物表象をはじめ作品そのものに織り込まれている異文化接触の痕跡と、図像化や翻訳などメディアの上での多様な変奏、二つの「越境」性についての精緻な考察を通して、『源氏物語』の計り知れない生命力に迫ることを試みる。

目次

序 二つの越境―異文化接触とメディア変奏
第1部 東アジア世界のなかの平安物語(威信財としての唐物
『源氏物語』の和漢意識
異国憧憬の変容)
第2部 『源氏物語』のメディア変奏(源氏絵の図像学
源氏能への転位
近現代における受容と創造)

おすすめコメント

唐物表象をはじめとする異文化接触の痕跡と、多様なメディア変奏、2つの越境性から作品の生命力に迫る。

著者紹介

河添 房江 (カワゾエ フサエ)  
1953年生まれ。1977年東京大学文学部卒業。1985年同大学院人文科学系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、東京学芸大学教育学部教授。一橋大学大学院言語社会研究科連携教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)