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昨日がなければ明日もない

出版社名 文藝春秋
出版年月 2018年11月
ISBNコード 978-4-16-390930-1
4-16-390930-3
税込価格 1,815円
頁数・縦 396P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 昨日がなければ明日もない

    杉村三郎シリーズ2年ぶりの第5弾。探偵とヒトクセありの女性たちとの攻防、中編3話が収められている。日常社会の暗部に入り込み、人間の奥深い感情に鋭く、そして深く斬り込む宮部みゆきならではのストーリーは、時に読者に苦い思いをさせる。だがそんな負のイメージを小説として完結させるところが宮部作品ならではの魅了だろう。多様な登場人物をしっかりと追いながら読み貫きたい。いつも宮部みゆき作品からは映像では伝わらない小説のチカラを感じさせてくれる。

    (2018年12月16日)

商品内容

要旨

杉村三郎vs.“ちょっと困った”女たち。自殺未遂をし消息を絶った主婦、訳ありの家庭の訳ありの新婦、自己中なシングルマザー。『希望荘』以来2年ぶりの杉村シリーズ第5弾!

著者紹介

宮部 みゆき (ミヤベ ミユキ)  
1960年東京生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。主な受賞歴:89年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞、92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年『火車』で山本周五郎賞、97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞、99年『理由』で直木賞、2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)