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花と緑が語るハプスブルク家の意外な歴史

朝日選書 979

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2018年12月
ISBNコード 978-4-02-263079-7
4-02-263079-5
税込価格 1,870円
頁数・縦 306,3P 19cm

商品内容

要旨

癒やし、食料、薬、コスメ、ステータスシンボル…数多くの植物が激動のヨーロッパ史上で重要な役割を担った。植物を通して見る名門王家の歴史絵巻!

目次

第1章 植物はどのように西欧に定着したか
第2章 ハプスブルク王朝の誕生
第3章 富と和平を運んだ植物
第4章 チューリップがたどった運命
第5章 戦火にさらされたシェーンブルン庭園
第6章 庭園を輝かせた女帝マリア・テレジア
第7章 「花の皇帝」とその家族
第8章 落日の帝国と皇帝たち
第9章 皇妃エリザベートと花たちの出会い
第10章 日本とハプスブルク家
第11章 オレンジの温室「オランジェリー」

おすすめコメント

癒やし、食料、薬、コスメ、ステータスシンボル…… 数多くの植物が激動のヨーロッパ史上で重要な役割を担った。 植物を通して見る名門王家の歴史絵巻! 約650年にわたりヨーロッパに君臨したハプスブルク家。一族の多くが花と緑を愛したという。植物は食料や薬、香水、ステータスシンボルにもなった。コロンブスが持ち帰ったタバコは王家を潤し、オスマン・トルコとの和平交渉で得たライラックは、それまでほとんど花が咲かなかったヨーロッパに定着する。南国への憧れからオレンジの温室「オランジェリー」の建造が盛んになり、豪華絢爛なそれは社交や宮廷催事の場ともなった。 この時代に多くの植物がヨーロッパに持ち込まれた背景には、珍しい植物を収集するためにヨーロッパ王家によって世界各地に送り込まれた「プラントハンター」の存在がある。シーボルトもその一人だ。 本書は現在のヨーロッパに定着しているさまざまな植物の伝来背景・逸話に触れながら、ハプスブルク一族の栄華と衰亡の歴史を繙く。カラー図版多数。 【目次より】 第一章 植物はどのように西欧に定着したか 第二章 ハプスブルク王朝の誕生 第三章 富と和平を運んだ植物 第四章 チューリップがたどった運命 第五章 戦火にさらされたシェーンブルン庭園 第六章 庭園を輝かせた女帝マリア・テレジア 第七章 「花の皇帝」とその家族 第八章 落日の帝国と皇帝たち 第九章 皇妃エリザベートと花たちの出会い 第十章 日本とハプスブルク家 第十一章 オレンジの温室「オランジェリー」

著者紹介

関田 淳子 (セキタ アツコ)  
ハプスブルク家研究家。日本オーストリア食文化協会顧問。民間企業研究所勤務後、ミュンヘンに在住。帰国後、ハプスブルク家の歴史および宮廷文化について文筆活動を開始する。執筆のかたわら、講演活動、NHKや民放などのハプスブルク家に関する番組に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)