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映画監督佐藤純彌 映画よ憤怒の河を渉れ

出版社名 DU BOOKS
出版年月 2018年12月
ISBNコード 978-4-86647-076-4
4-86647-076-3
税込価格 3,080円
頁数・縦 470P 図版16P 21cm

商品内容

要旨

「キネマ旬報」の人気連載が単行本化!映画の職人の生き様。『新幹線大爆破』『君よ憤怒の河を渉れ』『人間の証明』『敦煌』『男たちの大和/YAMATO』など、世界を駆け回り、実現不可能な超ド級の大作をまとめあげてきたその哲学とは。

目次

対権力、対暴力への抗い―佐藤映画の根源は疎開先での過酷なイジメにあった
助監督奮闘記
監督としてのデビューと女性映画路線作品の模索
ヤクザ映画と海外ロケと黒澤映画への参加
仕事としての“ヤクザ映画”―そこにいかに自分の想いを入れこむか
安藤昇主演の“脱”ヤクザ映画
“国際派”監督への道
映画業界を席捲した角川春樹との出会いと『証明』二作品
映画人生を変えた大きな転換点『未完の対局』制作へ
二五年目、国際派監督としてのキャリアを極めた大スペクタクル作品『敦煌』へ
海外ロケのキャリアを仕上げて向かったのは、異色のドキュメンタリー的作品二タイトル
全く違う三つのジャンルの作品に脈々と流れる佐藤作品の血流と、集大成
番外編・TVドラマ監督 佐藤純彌

著者紹介

佐藤 純彌 (サトウ ジュンヤ)  
映画監督。1932年、東京都出身。東京大学文学部卒業後、56年に東映東京撮影所に助監督として入社。伊藤大輔、今井正、家城巳代治、小林恒夫監督らに就き、63年『陸軍残虐物語』にて監督デビュー。『未完の対局』(82)はモントリオール世界映画祭グランプリに、『敦煌』(88)は日本アカデミー賞優秀賞監督賞及び作品賞に輝いた
野村 正昭 (ノムラ マサアキ)  
映画評論家。1954年、山口県出身。東映洋画宣伝室で『セーラー服と機関銃』『魔界転生』『野獣死すべし』などの角川映画や、ジャッキー・チェン主演の香港映画の宣伝に携わった後、広告代理店勤務を経て、映画評論家に。キネマ旬報ベストテン、毎日映画コンクール、芸術選奨などの選考委員を務める
増當 竜也 (マストウ タツヤ)  
映画文筆家。1964年、鹿児島県出身。朝日ソノラマ、「キネマ旬報」編集部を経て、フリーの映画文筆業に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)