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スーパーカブは、なぜ売れる 世界で一億台!驚異のベストセラー

出版社名 集英社インターナショナル
出版年月 2018年12月
ISBNコード 978-4-7976-7367-8
4-7976-7367-2
税込価格 1,650円
頁数・縦 254P 19cm

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要旨

日本中のいたるところで見かける、ホンダの小型オートバイ・スーパーカブ。日本だけでなく世界160カ国以上で今も人気を集めている。1958年に初めて発売されたスーパーカブの販売台数は、60年以上を経て世界累計で1億台を超えるという。なぜ、これほどまでに長く愛され続けているのだろうか。本書では、日本、米国、欧州、アジアなどあらゆる場所で、庶民の手軽な「足」として、配達や出前などの手段として広く愛用されている歴史的名車・スーパーカブについて、その誕生から、企画当初からあったという世界戦略、デザインの秘密、現地化等々、幅広く論じる。女性をはじめ、それまでオートバイに乗ったことのない人でも乗りこなせるよう、軽量化や乗り心地、デザインにこだわり、高性能かつ低価格を追求し続けているスーパーカブ。そうした要点を解説しながら、各国での人々の意識や文化、社会状況に合わせて自在に変化する国際ビジネス戦略の紆余曲折を、徹底した現地取材などにより描き出している。著者は、週刊誌記者、テレビ司会者などジャーナリスト時代を経て、ノンフィクションの書き手として多数の著書を上梓。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2019年04月12日]

商品内容

要旨

中国・ベトナム・インドネシア・タイ・ブラジル・ペルー・アルゼンチンなど、各国で徹底取材!1958年に発売されたスーパーカブは世界的ロングセラー商品となり、2017年に生産累計1億台を突破した。VWビートルやT型フォードといった歴史的名車を凌駕する小型オートバイは、なぜ世界中で愛用され続けるのか?このジェンダーレスな庶民派モビリティをめぐる国際ビジネスの全貌を初めて解き明かしたビジネスパーソン必読の一冊!

目次

序章 一億台突破
第1章 最初の一台
第2章 立体商標登録
第3章 日本からアメリカへ
第4章 ヨーロッパ、そしてアジアへ
第5章 スーパーカブ・パラダイス
第6章 ふたつの最前線 南米と中国
第7章 ふたたび日本のスーパーカブ

おすすめコメント

超ロングセラーモビリティの秘密を解き明かす ビジネス・ノンフィクション!   ホンダのスーパーカブが60周年を迎えた。 1958年(昭和33年)に創業者・本田宗一郎が生み出したこの小型オートバイは、「乗って楽しく、燃費よく、壊れない」という、 今も変わらぬブランド価値とともに、日本はもちろん世界中で受け入れられ、その累計生産台数はついに1億の大台を突破した。 これは約2,100万台を生産したVW・ビートルや、約1,500万台を生産したT型フォードといった歴史的名車たちを凌駕する、おびただしい記録だ。   1億台達成の要因は、もちろん海外での普及が大きなファクターだ。取材を進めていくうちに、誕生以来、ホンダの海外進出を先導し続け、 世界中で庶民の暮らしに深く浸透してきたことだけでなく、その道のりが決して平坦なものではなかったことがわかってきた。 各国の地勢や文化、物価の違いはもちろん、戦争や経済不安、コピー商品の台頭…といった数々の困難が立ちはだかっていたのだ。 スーパーカブと世界のホンダマンたちは、これをいかにして乗り越えてきたのか?  本田宗一郎がスーパーカブに埋め込んだDNAとは?  そして2億台達成を目論むホンダが見据える次なるシナリオとは――?   二輪四輪ビジネスに精通し、本田宗一郎を徹底取材した経験をもつ著者が、日本はもちろん中国や東南アジア、南米の各国を精力的に取材。 この歴史的モビリティをめぐるビジネスの全貌を世界で初めて解き明かした。 ホンダファン、カブファンはもちろん、ビジネスパーソン必読のビジネス・ノンフィクション!   【目次】 序章 一億台突破 第一章 最初の一台 第二章 立体商標登録 第三章 日本からアメリカへ 第四章 ヨーロッパ、そしてアジアへ 第五章 ふたつのスーパーカブ・パラダイス 第六章 ふたつの最前線 南米と中国 第七章 ふたたび日本のスーパーカブ あとがき

著者紹介

中部 博 (ナカベ ヒロシ)  
1953年生まれ。週刊誌記者、テレビ司会者などジャーナリスト時代を経てノンフィクションの書き手となる。日本映画大学「人間総合研究」非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)