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精神現象学 上

ちくま学芸文庫 へ10−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2018年12月
ISBNコード 978-4-480-09701-9
4-480-09701-5
税込価格 1,870円
頁数・縦 670P 15cm
シリーズ名 精神現象学

商品内容

要旨

感覚的経験という最も身近な段階から、数知れぬ弁証法的過程を経て、最高次の「絶対知」へと至るまで―。精神のこの遍歴を壮大なスケールで描き出し、哲学史上、この上なく難解かつ極めて重要な書物として、不動の地位を築いてきた『精神現象学』。我が国でも数多くの翻訳がなされてきたが、本書は、流麗ながら、かつてない平明な訳文により、ヘーゲルの晦渋な世界へと読者をやさしく誘う。同時に、主要な版すべてを照合しつつ訳出された本書は、それら四つの原典との頁対応も示し、原文を参照する一助となす。今後のヘーゲル読解に必携の画期的翻訳、文庫オリジナルでついに刊行。

目次

A 意識(感覚的確信、あるいは「このもの」と「思いなし」
知覚、あるいは事物と錯覚
力と悟性、現象と超感覚的世界)
B 自己意識(自己自身であるという確信の真なるありかた)
C(AA) 理性(理性の確信と真理)

著者紹介

ヘーゲル,G.W.F. (ヘーゲル,G.W.F.)   Hegel,Georg Wilhelm Friedrich
1770‐1831年。近代ドイツを代表する哲学者。精神の発展過程を意識経験の学として探究し、その論理を解明したことで、ドイツ観念論の完成者と言われる。イエナ大学、ベルリン大学などで教鞭をとった
熊野 純彦 (クマノ スミヒコ)  
1958年生まれ。思想史家。東京大学文学部教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)