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犬であるとはどういうことか その鼻が教える匂いの世界

出版社名 白揚社
出版年月 2018年12月
ISBNコード 978-4-8269-0206-9
4-8269-0206-9
税込価格 2,750円
頁数・縦 346P 20cm

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要旨

私たちを取り巻く環境をどのように認識するか、そこからいかに情報を得るかは、アイデア創出やイノベーションの重要なポイントであるのは確かだろう。とはいえ、簡単に実践できるものではない。ここで参考になるのが、さまざまなアプローチで「犬」が感じている世界を知ろうとする研究者の試みだ。本書では、嗅覚が発達し、目よりも鼻を使ってものを知り、時間を把握し、薬物などを検知・探索、変化の予測まで行う犬の能力に着目する。犬の習性や鼻の構造、嗅ぎ方などを、人間と比較しながら分析。その上で、著者自身、犬のように街中を嗅ぎまわったり、膨大な種類の匂いを嗅ぎ分けるトレーニングに参加したり、さらには検知犬や捜索犬のトレーナーに話を聞くなどの経験と練習を経て、知覚の次元を広げることに成功する。犬の認知行動の権威として知られる著者は現在、コロンビア大学バーナード・カレッジで教鞭をとるかたわら、犬の認知研究室を主宰。著書に、ニューヨークタイムズ・ベストセラー第1位となった『犬から見た世界』(白揚社)がある。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2019年1月23日]

商品内容

要旨

そのときあなたの犬は何を嗅ぎ、何に気づいているのか?犬の認知行動の権威がユニークな観察をとおして、匂いで世界を知ること=「犬であるということ」を明らかにする。

目次

犬の鼻
匂いを嗅ぐ者
風を嗅ぐ
嗅ぎながら歩く
顔の真ん中の鼻のように明白
犬がわたしにそれを嗅がせた
働く鼻
ノーズワイズ=鋭い嗅覚をもつ
悪臭の波
トリュフ犬とジャコウネコ
ノーズワーク―嗅いで探す
セカイノニオイ

著者紹介

ホロウィッツ,アレクサンドラ (ホロウィッツ,アレクサンドラ)   Horowitz,Alexandra
ニューヨークタイムズ・ベストセラー第一位の『犬から見た世界―その目で耳で鼻で感じていること』の著者。ペンシルベニア大学で哲学の学士号を取得、カリフォルニア大学サンディエゴ校では、犬の認知行動学の研究で認知科学の博士号を取得した。現在、コロンビア大学バーナード・カレッジで教鞭をとるかたわら、犬の認知研究室を主宰し研究を行っている。ニューヨークシティで家族とともに暮らす
竹内 和世 (タケウチ カズヨ)  
翻訳家。東京外国語大学スペイン科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)