鉄条網の世界史
角川ソフィア文庫 I405−2
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2019年1月 |
ISBNコード |
978-4-04-400454-5
(4-04-400454-4) |
税込価格 | 1,056円 |
頁数・縦 | 302P 15cm |
商品内容
要旨 |
農作物を家畜などから守ることを目的に約160年前に発明された鉄条網は、いつしか人と人とを隔てる強力な暴力兵器へと変貌を遂げた。先住民が押し込められた居留地、アウシュヴィッツ強制収容所、アメリカ‐メキシコの国境―著者は世界中から資料を掘り起こし、現地取材を重ね、人間の外敵排除の心理がこのシンプルな道具とともに顕在化し、爆発的に膨張したことを明らかにする。鉄条網を通して見る、もう一つの近現代史。 |
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目次 |
第1章 西部開拓の主役 |
おすすめコメント
潜在能力を秘めたローテク兵器が、人間社会に苛烈な運命をもたらしている鉄条網は19世紀のアメリカで、家畜を守るために発明された。一方で、いつしか人々を分断するために用いられていく。この負の発明がいかに人々の運命を変えたのか。全容を追った唯一無二の書。