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女人追憶 14

SHOGAKUKAN Classic Revival

出版社名 小学館
出版年月 2019年2月
ISBNコード 978-4-09-353120-7
4-09-353120-X
税込価格 715円
頁数・縦 573P 19cm
シリーズ名 女人追憶

商品内容

要旨

母校の教師・進英子と郷里の料亭に出かけた真吾は、客から逃れてきた若い仲居の虹子をかくまう。三人で枕を並べることになったその夜、虹子は子ども時分から現在に至るまでの半生を語り出す。家柄や貧富の差などに翻弄されながらも力強く生き抜いてきた凄絶な虹子の人生―。戦中戦後、愛と性に目覚めた少年時代から模索し続けてきた宮崎真吾の女人探訪の旅、その行き着く先は!?青春官能大河ロマン、遂に完結!

出版社・メーカーコメント

華やかな真吾の女人探訪の旅が遂に完結!母校の教師・進英子と郷里の料亭を訪れていた真吾は、客から逃げる若い仲居の虹子をかくまう。三人で枕を並べることになったその夜、虹子は子どもの時分から現在に至るまでの半生を語り出す。それは真吾にとって、刺激的で、じつに興味深い物語であった。戦後、小学高等科を中退、子守として奉公に出された虹子。奉公先には二つ年上のお嬢さん・律子がいたが、彼女は進んだ考えの持ち主で、ある日、中学生の少年と初体験をする。律子から男女の営みについていろいろと聞くようになった虹子は、少年との逢い引きの場に同行したり、律子のさらなる経験のために幼なじみで熟練者の次郎兵を引き合わせたり、何かと協力をする。次郎兵によって、性に開花していく律子。律子をはじめ、さまざまな男女の行為を見聞きし、次郎兵からも「もう少し大きくなったら」と誘われていた虹子は、自らの成長を心待ちにするが、奉公を終えた虹子の人生は思いもよらぬ方向へと転がるのだった。戦中戦後、愛と性に目覚めた少年時代から模索し続けてきた宮崎真吾の女人探訪の旅。その行き着く先は? 青春大河ロマン、完結編!

著者紹介

富島 健夫 (トミシマ タケオ)  
1931年10月25日‐98年2月5日。31年当時、日本領だった朝鮮京畿道生まれ。早稲田大学・仏文学科卒。53年『喪家の狗』が芥川賞の候補作に。河出書房に勤務しながら『黒い河』を書き下ろし同社からデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)