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パリ妄想食堂

角川文庫 な70−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2019年2月
ISBNコード 978-4-04-106139-8
4-04-106139-3
税込価格 748円
頁数・縦 225P 15cm

商品内容

要旨

バターたっぷりのバゲット、苦味と甘味がぎっしり詰まったガトー・オ・ショコラ、母お手製のマヨネーズ。ファッション誌の仕事を経てヨーロッパに移り住み、かれこれ30年。記憶の中の味がさらなる記憶を、妄想を呼び起こす。往年の大女優の行きつけの店、中国人の営む焼き鳥屋、アパルトマン管理人のチュニジア料理―異国で出逢った個性きらめく人々と、食いしん坊の眼に映った忘れがたき一皿を描いた、珠玉のエッセイ集!

目次

ごはんカンタータ、その一「魔法の杖」(魔法使いのバゲット
ドヌーヴ、神出鬼没の残り香
王様のクスクス
丸い指定席
消えたクロワッサン)
ごはんカンタータ、その二「邂逅」(ヤキトリ・ダンバ
「ラ」のついたマヨネーズ
鴨ラーメンが取りもつ縁
肉食礼賛
宇宙の片隅でフランを頬張る)
ごはんカンタータ、その三「食いしん坊」(恐るべき子供たち
たらちねのタルティーヌ
毛皮とフォワグラ
バターの山塊
キリストの涙)

おすすめコメント

子供の頃、そして住んでみたパリ。味にまつわる記憶を描く極上エッセイ集。 自己中心的でけち、食いしん坊。だけどとてつもなく社交的で、魅力的なフランスマダムがこだわる、クレーム・ブリュレにガトー・オ・ショコラ、シャンパーニュ。パリと食の華麗なカンケイに迫る!

著者紹介

長坂 道子 (ナガサカ ミチコ)  
京都大学文学部哲学科卒。ファッション誌編集者を経て1988年、パリに移住。以来、ペンシルヴァニア、ロンドン等に移り住み、取材・執筆活動を続ける。世界各地の文化、社会、女性、ファッション、アートほか、人道、ソーシャル、南北格差について執筆。現在、スイス在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)