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日本の近代美術とドイツ 『スバル』『白樺』『月映』をめぐって

九州大学人文学叢書 14

出版社名 九州大学出版会
出版年月 2019年3月
ISBNコード 978-4-7985-0254-0
4-7985-0254-5
税込価格 4,400円
頁数・縦 241,11P 22cm

商品内容

要旨

美術批評の誕生と木版画の再興。高村光太郎「緑色の太陽」のドイツ語多用問題を出発点に、文芸雑誌を手がかりとして、思想と実践の両面から、日本近代美術におけるドイツ受容の道程を辿る。

目次

序章(高村光太郎「緑色の太陽」を出発点として
近代日本とドイツ ほか)
第1章 『スバル』―日本近代美術批評の誕生(「緑色の太陽」
明治末期の美術界と文学界 ほか)
第2章 ドイツ人美術批評家―マイアー=グレーフェの『近代芸術発展史』(ドイツ人美術批評家への憧れ
マイアー=グレーフェの『近代芸術発展史』)
第3章 『白樺』―マイアー=グレーフェの『ゴッホ論』と武者小路実篤のゴッホ受容(『白樺』のドイツ近代美術受容
『白樺』のゴッホ受容 ほか)
第4章 『月映』―近代日本の前衛美術受容と恩地孝四郎(一九一〇年代美術雑誌に見るドイツ美術受容
近代日本の前衛美術受容 ほか)
終章(「生の芸術」論争と「絵画の約束」論争
「美術著述家」およびドイツ美術受容者の再評価 ほか)

著者紹介

野村 優子 (ノムラ ユウコ)  
博士(文学、九州大学)。2009年ベルリン自由大学歴史・文化学部美術史学科卒業後、2017年九州大学大学院人文科学府言語・文学専攻独文学専修博士後期課程修了。同年より愛媛大学法文学部講師(表現文化論・ドイツ語を担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)