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箱庭療法 基礎的研究と実践

創元アーカイブス

出版社名 創元社
出版年月 2019年3月
ISBNコード 978-4-422-11702-7
4-422-11702-5
税込価格 4,620円
頁数・縦 278P 21cm

商品内容

要旨

箱庭療法の成立や発展などの概説に加え、著者の十数年にわたる基礎的研究や臨床体験、応用研究の成果を詳細にまとめた。写真や図解、表を豊富に掲載し、巻末に資料を付す。学ぶ人への基本資料として、従事者には客観的資料として助けとなる一冊。

目次

第1部 概説(箱庭療法とは
箱庭療法の理論
箱庭療法の実践と課題)
第2部 基礎的研究編(箱庭表現と制作傾向の分析―発達の視点から
箱庭表現とロールシャッハ反応
箱庭表現とY‐G性格検査
制作者のタイプとの関連
箱庭の見かたに関する研究―セラピストの特性との関連)
第3部 事例編(自閉傾向児の箱庭表現―その固執傾向の意味
絵画と箱庭による遺尿症児K子の遊戯治療過程―傷ついた自己像の回復
多動児の遊戯治療―MBDを疑われた少女のたった1つの箱庭
自己理解としての箱庭―2人の女子学生の箱庭世界)

おすすめコメント

《箱庭療法の理解を深める基本図書、新装復刊》長きにわたり箱庭療法にたずさわってきた著者が、箱庭療法の成立や発展といった概説から、自身の基礎的研究、臨床体験にいたるまでを詳細にまとめた。治療のみにとどまらず、健康な学生の「自己表現」の手段としての箱庭の応用などの研究成果も収め、箱庭写真や図解、表を豊富に掲載。箱庭療法への理解を深め、それにたずさわる治療者への援助となる一冊。

著者紹介

木村 晴子 (キムラ ハルコ)  
1948年大阪生まれ。大阪市立大学家政学部児童学科卒業、生活科学部博士課程修了。大阪市立大学学術博士、南山短期大学人間関係科教授を経て、甲南大学文学部人間科学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)