誰も知らない金融危機LIBOR消滅
出版社名 | 日本経済新聞出版社 |
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出版年月 | 2019年3月 |
ISBNコード |
978-4-532-35814-3
(4-532-35814-0) |
税込価格 | 2,640円 |
頁数・縦 | 247P 19cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 金融危機を誘発、あるいは少なくとも金融の大混乱を招きかねない、ある大きな変更が、2021年末に金融業界で予定されている。LIBOR(ロンドン銀行間金利)の“消滅”である。この、全世界で300兆ドル以上の取引に使われている国際標準の金利指標が、算出されなくなるのだ。本書では、LIBORの誕生から、その金融のグローバリゼーションに果たした役割、不祥事に端を発する2021年末の“消滅”決定までの経緯、予想される影響と金融危機への懸念などを、わかりやすく論じている。LIBORの存在によって成立していたとも言える国際金融市場は、国際標準を失うことで、自由で匿名性の高いその性質を失い、国や中央銀行による規制が及ぶ市場に変化していく。そしてそれは各国で生まれつつある反グローバリズムの動きとも連動しているのだという。著者は日本経済新聞社編集局編集委員。金融部、チューリヒ支局、経済部などを経て現職。 |
商品内容
要旨 |
世界で300兆ドルの取引に使われ、国際金融ビジネスの指標として用いられてきたLIBOR(ロンドン銀行間金利)。だが不正操作スキャンダルで信用が失墜し、虚構の指標であることも判明。2021年末に消滅が決まった。本書は、LIBORの誕生、発展、不祥事による危機、見直し、廃止までの波乱万丈の軌跡を明らかにし、廃止の衝撃を解説するもの。 |
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目次 |
1 危機―金利の国際基準が消える2021年 |
おすすめコメント
国際金融ビジネスの指標LIBORがスキャンダルにまみれて2021年に消滅! 日本企業・富裕層にも及ぶ危機の構造を日経記者が解明。