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東洋哲学の構造 エラノス会議講演集

井筒俊彦英文著作翻訳コレクション

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2019年4月
ISBNコード 978-4-7664-2459-1
4-7664-2459-X
税込価格 7,480円
頁数・縦 534,10P 22cm

商品内容

要旨

井筒を世界に知らしめた伝説の“エラノス会議”。老荘思想から禅仏教、華厳、儒教、水墨画、排句、シャマニズムまで東洋の思想を縦横無尽に語った全12回の講演録。『意識と本質』へと連なる思索の跡、待望の邦訳!

目次

老荘思想における絶対的なものと完全な人間
禅仏教における自己の構造
禅仏教における意味と無意味
東アジアの芸術と哲学における色彩の排除
禅仏教における内部と外部
儒教の形而上学におけるリアリティの時間的次元と非時間的次元
素朴実在論と儒教哲学
『易経』マンダラと儒教の形而上学
禅仏教における時間のフィールド構造
イマージュとイマージュ不在のあいだ―東アジアの思惟方法
存在論的な事象の連鎖―仏教の存在感
天空の飛遊―神話創造と形而上学

おすすめコメント

最重要の「東洋哲学論」、待望の翻訳。井筒哲学の全体像における「空白」を埋め、『意識と本質』へと至る階梯を明らかにする。

著者紹介

井筒 俊彦 (イズツ トシヒコ)  
1914年、東京都生まれ。1949年、慶應義塾大学文学部で講義「言語学概論」を開始、他にもギリシャ語、ギリシャ哲学、ロシア文学などの授業を担当した。1959年から海外に拠点を移しマギル大学やイラン王立哲学アカデミーで研究に従事、エラノス会議などで精力的に講演活動も行った。1979年、日本に帰国。93年、死去
澤井 義次 (サワイ ヨシツグ)  
天理大学宗教学科教授。専門は宗教学・インド学・天理教学
金子 奈央 (カネコ ナオ)  
公益財団法人中村元東方研究所・専任研究員。専門は宗教学・宗教史学
古勝 隆一 (コガチ リュウイチ)  
京都大学人文科学研究所准教授。専門は中国古典学・中国哲学
西村 玲 (ニシムラ リョウ)  
元公益財団法人中村元東方研究所・専任研究員。専門は日本思想史・仏教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)