• 本

「主婦」と日本の近代

出版社名 同成社
出版年月 2019年4月
ISBNコード 978-4-88621-813-1
4-88621-813-X
税込価格 8,800円
頁数・縦 404P 22cm

商品内容

要旨

「主婦」が明治初頭に登場してから1世紀半。「主婦」像はさまざまに変容を遂げ今日では「専業主婦」なる語も生まれた。本書はその変容のようすを明らかにし、時代による見え方の相違を解析することで、日本の近代に迫ろうと試みる。

目次

序章 本書のめざすところ(「主婦」という概念
「主婦」をめぐる研究史
「重宝記」が語る世界)
第1章 「主婦」という言葉(翻訳語「主婦」の登場
‘housewife’の務め
用例の広がり)
第2章 「家庭」の登場(世紀末の家族像
「ホーム」へのあこがれ
語られる「家庭」
文明の器として)
第3章 「主婦」像の成立(「重宝記」という世界
「重宝記」にみる「国民」像
「主婦」としてのたしなみ
女性に説かれる「国民」の責務)
第4章 「主婦」像の展開(『主婦之友』という世界
日常生活との乖離
「結婚生活」という落差
「主婦」たる相剋)

著者紹介

村上 淳子 (ムラカミ ジュンコ)  
福島県生。1993年3月筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒業。1999年3月筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士課程史学専攻満期退学。博士(文学)。現在、独立行政法人国立公文書館専門職員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)