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子どもの涙 ある在日朝鮮人の読書遍歴

出版社名 高文研
出版年月 2019年4月
ISBNコード 978-4-87498-680-6
4-87498-680-3
税込価格 2,200円
頁数・縦 223P 20cm

商品内容

要旨

泣くこと厳禁!授業中に「I am a Japanese」と唱和できなかった少年の悲しみ―。寺田寅彦から魯迅やフランツ・ファノンまで、作家・徐京植が心の糧とした読書体験を語る。

目次

思春期の戸口にて―『寺田寅彦集』
子どもの涙(一)―エリザベス・ルウィズ『揚子江の少年』
子どもの涙(二)―ニコライ・バイコフ『偉大なる王』
子どもの涙(三)―エーリッヒ・ケストナー『飛ぶ教室』
豆を煮るに―吉川英治『三国志』
いやな奴―太宰治『思ひ出』
男について―『現代詩人全集』ほか
読めなかった本―トーマス・マン『魔の山』
希望とは―魯迅『故郷』
廃滅せんとする言葉(一)―許南麒『朝鮮冬物語』
廃滅せんとする言葉(二)―金素雲編訳『朝鮮詩集』
橋をわがものにする思想―フランツ・ファノン『地に呪われたる者』

著者紹介

徐 京植 (ソ キョンシク)  
1951年京都生まれ。東京経済大学現代法学部教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)