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中国S級B級論 発展途上と最先端が混在する国

出版社名 さくら舎
出版年月 2019年5月
ISBNコード 978-4-86581-196-4
4-86581-196-6
税込価格 1,650円
頁数・縦 245P 19cm

商品内容

要旨

キャッシュレス社会ではワイロもモバイル決済。AI監視カメラに守られて信用スコアアップに励む。都市ではお洒落な書店と猫が流行り、農民は小型EVでお出かけ―大量の成功と失敗をまき散らしながら爆変しつづける巨大国家の現状を気鋭の中国専門家5人が読み解く!

目次

第1章 B級中国とS級中国の太極図(「段ボール肉まん」ニュースとは何だったのか
山賊たちが世界を制した ほか)
第2章 不均一なる経済大国・中国(「S級中国」論、「B級中国」論が問いかけるもの
深〓の変貌―「下請け工場」から「イノベーション都市」へ ほか)
第3章 習近平という政治的転換点(中国現代政治の基礎知識
長老政治から集団指導体制へ ほか)
第4章 中国のITは本当にS級か(「すごい中国IT」の実態は?
かつてあふれていたB級IT製品たち ほか)
第5章 分厚くなった中国のステーキ(中国人の暮らしはなぜ豊かになったのか?
激変する中国人の消費―衣食住+α ほか)

おすすめコメント

中国は先進国なのか?途上国なのか? 中国――世界最大の14億人を擁する国、世界第2位の経済大国、米中貿易戦争で世界経済の行方を握る大国。中国のいま、リアルな姿を掴むのは難しいAI、シェアサイクル、キャッシュレス社会などのS級テクノロジーのニュースも増える一方、パクリ天国、危ない中国食品、貧困農民などB級な印象も根強い。中国では途上国が先進国を一足飛びに追い抜く「リープフロッグ現象」が起こっており、「遅れた/進んだ」の捉え方とは違った発展が進行している。激変しつづける中国の現在を、5人の気鋭の専門家が社会、経済、IT、政治、生活の視点から解き明かす! 事例=スマホ世界トップ10のうち7社が中国。AI監視カメラ「天網」が2000万台。個人の信用スコアが普及。シャオミ、テンセント、DJIなどS級企業が続々登場。ビリビリ動画、ティックトックなどのネット人気サービス。都市部の高級大型書店と猫ブーム、農村部の小型EVetc.最先端企業名多数登場。

著者紹介

高口 康太 (タカグチ コウタ)  
ジャーナリスト。1976年生まれ。中国経済、企業、在日中国人経済を中心に幅広い分野で取材を続けている
伊藤 亜聖 (イトウ アセイ)  
東京大学社会科学研究所准教授、経済学博士(慶應義塾大学)
水彩画 (スイサイガ)  
中国政治ウォッチャー。2004年からブログ「中国という隣人」を運営。公開情報の丹念な分析から信頼性の高い情報を発信し、報道関係者からも高い評価を受けている
山谷 剛史 (ヤマヤ タケシ)  
ジャーナリスト。1976年生まれ。2002年より中国雲南省を拠点に中国などアジア各国のIT事情について執筆
田中 信彦 (タナカ ノブヒコ)  
人事コンサルタント、中国アナリスト。1990年代初頭から中国での人事マネジメント領域で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)