老いのゆくえ
中公新書 2548
出版社名 | 中央公論新社 |
---|---|
出版年月 | 2019年6月 |
ISBNコード |
978-4-12-102548-7
(4-12-102548-2) |
税込価格 | 902円 |
頁数・縦 | 235P 18cm |
商品内容
要旨 |
運転免許を返納した。転倒が増えた―。85歳という新たな区切りを超えた作家が描く「老いの日常」。優先席での年齢比べ、一向に進まない本の整理、曲げた腰を伸ばす難しさ、隙を見ては襲ってくる眠気、病気との付き合い方。いずれも70歳代のころとは何かが徐々に変わっている。この先の時間に思いを馳せがなら、年齢を重ねるなかで生じる失敗や戸惑い、さらに発見や喜びも余さずつづる、老いの日々のスケッチ。 |
---|---|
目次 |
1 新旧の不自由を抱えて(家と身体が共鳴する |
おすすめコメント
家の中や外で転倒することが増えた。運転免許をついに返納した――。85歳という新たな区切りを超えた作家は老いとどう向き合っているのか。優先席との微妙な関係、年齢への違和感、進まない整理整頓、しゃがむことの困難、病気との付き合い方、硬貨や薬が転がり落ちること。同じ出来事でも、70歳代のころとは見え方が変わっている。「老人独特の忙しさ」の中、残された時間に思いをはせながら描く老いの日常。