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世界文学アンソロジー いまからはじめる

出版社名 三省堂
出版年月 2019年7月
ISBNコード 978-4-385-36235-9
4-385-36235-1
税込価格 2,420円
頁数・縦 361P 21cm

商品内容

要旨

境界を越えて、見知らぬ世界の扉を開こう、はじめての世界文学。アフリカ文学の父チヌア・アチュベ、フランスの女性作家コレットの本邦初訳短編を含む、世界各地の文学作品全27編を収録。さらに多くの作品に親しむためのブックガイド付き。

目次

第1章 言葉―すべてのはじまり(ことば(詩)―エミリー・ディキンスン 谷崎由依訳
由煕―李良枝
ヘルツル真夜中に消える―サイイド・カシューア 細田和江訳)
第2章 自己―まるで檻のような(わたしは逃亡者―フェルナンド・ペソーア 福嶋伸洋訳
影法師―ハンス・クリスチャン・アンデルセン 大畑末吉訳
なにかが首のまわりに―チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ くぼたのぞみ訳)
第3章 孤独―記憶はさいなむ(あの日々―フォルーグ・ファッロフザード 鈴木珠里訳
土くれ―ジェイムズ・ジョイス 柳瀬尚紀訳
狂人日記―魯迅 橋本悟訳)
第4章 家族―かけがえのない重荷(子供―石垣りん
私の兄さん―プレームチャンド 坂田貞二訳
終わりの始まり―チヌア・アチェベ 秋草俊一郎訳)
第5章 戦争―崩れゆく日常(死のフーガ―パウル・ツェラーン 平野嘉彦訳
『騎兵隊』より二編―イサーク・バーベリ 中村唯史訳
グラフィティ―フリオ・コルタサル 山辺弦訳)
第6章 環境―わたしたちを取り巻く世界(詩二編―ファン・ラモン・ヒメネス 伊藤武好・伊藤百合子訳
神々の村―石牟礼道子
故障―ある日について、いくつかの報告―クリスタ・ヴォルフ 中丸禎子訳)
第7章 愛―いつだってつなわたり(ジタネット―コレット 工藤庸子訳
ある夫婦の冒険―イタロ・カルヴィーノ 和田忠彦訳)
白い犬とブランコ―莫言 藤井省三訳)
第8章 悪―絶対やってはいけません(夏の暑い日のこと…―フランツ・カフカ 川島隆訳
神の恵みがありますように―アズィズ・ネスィン 護雅夫訳
毒もみの好きな署長さん―宮沢賢治)
第9章 生死―この世のむこう側(あのおだやかな夜におとなしく入ってはいけない―ディラン・トマス 田代尚路訳
沖合の少女―ジュール・シュペルヴィエル 福田美雪訳
世界でいちばん美しい溺れびと―ガブリエル・ガルシア=マルケス 山辺弦訳)

出版社・メーカーコメント

いまこそ読みたい、はじめての世界文学。言語も環境も文化も全く異なる、多様な小説・詩27編を精選。アチェベ、コレットの本邦初訳を含む13編が清新な新訳。さらに多くの作品に親しむためのブックガイド付き。

著者紹介

秋草 俊一郎 (アキクサ シュンイチロウ)  
1979年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。現在、日本大学准教授。専門は比較文学、翻訳研究など
戸塚 学 (トツカ マナブ)  
1980年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。現在、武蔵大学准教授。専門は日本近現代文学
奥 彩子 (オク アヤコ)  
1976年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修了。博士(学術)。現在、共立女子大学教授。専門は、ユーゴスラヴィア文学
福田 美雪 (フクダ ミユキ)  
1980年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。パリ第三大学博士課程修了(文学)。現在、青山学院大学准教授。専門は十九世紀フランス文学
山辺 弦 (ヤマベ ゲン)  
1980年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修了。博士(学術)。現在、東京経済大学准教授。専門は現代スペイン語圏のラテンアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)