• 本

雲水家老 文庫書下ろし/長編時代小説

光文社文庫 た45−3 光文社時代小説文庫

出版社名 光文社
出版年月 2019年8月
ISBNコード 978-4-334-77898-9
4-334-77898-4
税込価格 814円
頁数・縦 300P 16cm

商品内容

要旨

美濃の野平藩では不作続きの上、江戸藩邸の維持費などが嵩み、財政が逼迫していた。末席家老の井戸一之助は窮状を脱しようと智恵を絞り、藩内で良質の土が採れることから、肥前焼のような高価な焼物業の振興を思いついた。だが、有田や伊万里の窯は厳重な管理下にあり、製法は門外不出である。そこで家老自らが雲水(修行僧)に身をやつし、肥前に潜入したが…。貧乏藩を救うために家老が僧侶に扮し、他藩で隠密に!?

おすすめコメント

一之助は雲水(修行僧)に身をやつして、肥前藩に忍び込み、名品の誉れ高い肥前焼きを技術を密かに習得することになったが……。

著者紹介

高橋 和島 (タカハシ ワトウ)  
1937年樺太(サハリン)生まれ。7歳から3年間を台湾で過ごす。中央大学法学部卒業。’89年に「十三姫子が菅を刈る」(光文社文庫『古田織部』所収)で第69回オール讀物新人賞、同年「火燕飛んだ」で第12回小説CLUB新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)