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賤民とは何か

ちくま学芸文庫 キ28−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2019年8月
ISBNコード 978-4-480-09934-1
4-480-09934-4
税込価格 1,210円
頁数・縦 233P 15cm

商品内容

要旨

日本では律令制下の五色の賎に始まり、中世以降近現代に至るまで、人の死や死牛馬の処理に携わる人びと、諸職人、下層宗教者、芸能者等差別を受ける多くの民衆が存在してきた。賎民研究の先駆者で第一人者であった喜田貞吉は、被差別民の起源と変遷を歴史学的アプローチによって考察する。賎民研究の名著『賎民概説』に「牛捨場馬捨場」、「放免考」、「旃陀羅考」、「濫僧考」、「濫僧考補遺」、「特殊部落ということについて」の6編の関連文献を併録した決定版的入門書。

目次

賎民概説
牛捨場馬捨場
放免考
旃陀羅考―日蓮聖人はエタの子なりという事
濫僧考―河原者・坂の者・宿の者・非人法師
濫僧考補遺
特殊部落ということについて―まず部落としての集団的取扱いを廃せよ

著者紹介

喜田 貞吉 (キタ サダキチ)  
1871‐1939年。徳島県生まれ。歴史学・考古学・民俗学。京都帝国大学教授。東北帝国大学国史学研究室講師。アイヌ・蝦夷研究、法隆寺再建論、被差別部落研究の先駆者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)